「非情のオブジェ」

「非情のオブジェ」

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出品作家は、伊村俊見・上原美智子・川口淳・清水真由美・高橋禎彦、高見澤英子・田嶋悦子・築城則子・新里明士・ボディル・マンツ・ダンテ・マリオーニの陶磁・ガラス・染織の分野で活躍する11人。

本書は、2004年9月に東京国立近代美術館工芸館で開催された、「非情のオブジェ 現代工芸の11人」展の図録です。

立体造形の芸術史の流れでは、不定形なものを自然のままに愛する傾向から、形をあえて作り、磨き、「美しいもの」として観客に対して提示することへと、作品制作の傾向が時代とともに変わっていったといいます。そして後者は、戦後特に「オブジェ」と表現されるようになります。
時代が変わり、戦中のような世界への訴えや苦悶を作品にのせるものではなく、素材の美しさや過程を大事にするようになりました。今回のタイトル「非情」は、工芸品への純粋なリスペクトから作品に現れる軽妙さを指しています。洗練された作品たちを通して「工芸とは何か」を問う一冊です。

出版社:東京国立近代美術館
タイプ:ソフトカバー
言語:日本語・英語
ページ数:95ページ
サイズ:297×223 mm
状態:古本