畑祥雄「西風のコロンブスたち 若き美術家たちの肖像」
畑 祥雄(1950-)は、京都府出身の写真家・映像+WEBプロデューサー・アートジャーナリスト・大学教授。同志社大学で写真を研究し、写真家・朝倉善治氏に師事する。
個人の作家活動と文化プロジェクトのプロデューサーをしながら、京都の成安造形大学、関西学院大学の教授を歴任。現在、写真表現大学・Eスクールの講師、大阪国際メディア図書館館長を務めている。日本写真家協会(JPS)会員。
本書は、1985年に出版された、畑祥雄さんが80年代の日本のアートシーンを形成した50人のポートレートを撮影し、インタビューレポートを掲載した1冊。80年代といえば、中東ではイラク・イランが全面戦争に突入、中国は文化大革命の後処理の真っ最中、1年に1回はどこかの国で暗殺騒ぎがあった世代。
またソ連やユーゴといった社会主義・共産主義国の傾きが表面化する中、インターネットが誕生。日本でも1989年に昭和天皇が崩御され、新しい時代が始まろうとした混乱の世代。鈴鹿芳康、野村仁、中原浩大、星野暁、今井祝雄など、今でも活動しているアーティストの若かりし頃や、エピソードをみることができる。
タイプ:ソフトカバー
言語:日本語
ページ数:56ページ
サイズ:258×187mm
状態:古本