山沢栄子「アブストラクト写真集 私の現代3」
山沢栄子(1899-1995)は、大阪府出身の写真家。女子美術学校の日本画家を卒業後、アメリカに入学し油絵を学ぶ。その間写真家コンソエロ・カネガの助手として本格的に写真を学ぶ。
1929年に帰国後、大阪でポートレートスタジオを開設するも戦災で焼失。1950年山沢写真研究会を開設し、商業写真を撮る。1960年代から芸術表現としての写真制作に専念し始め、「私の現代」「What I’m doing」を題し、抽象的かつ鮮やかな色彩の作品群を発表する。1995年死去。
本書は、1986年に出版された山沢栄子さんのアブストラクト写真集の3作目。「物体」「宇宙人」「未知」と題された抽象的な作品たち12作を収録。序文に当時大阪芸術大学の教授であり洋画家であった津高和一、解説に日本の美術史家で当時京都大学の教授を務めていた乾由明を迎え、特に解説では山沢さんの作品について「抽象的」という側面で描かれています。
出版社:山沢栄子写真研究所
タイプ:ソフトカバー
言語:日本語
ページ数:24ページ
サイズ:294×260 mm
状態:古本
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