中嶋純花 -芽吹く
天竺綿布、岩絵の具、顔料、銀箔
H25.8×W18.3㎝
2025年
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近年、私は日常の中にある植物を題材に日本画材を用いて作品を制作しています。今回の展示では、2つのシリーズを通して自然の美しさや人と植物との関わりを表現しました。
《花のシリーズ》
花は瞬く間に景色を彩り、観る人を楽しませ、過ぎ去った頃には少し寂しいような余韻を残す。人は、次会えるのはいつになるのだろうと心待ちにする。そのような、花と人の関係が好きです。今年度に入ってからは特に、「人の生活の中にある花」を描きたいという思いがより一層強くなりました。日常に溶け込む花々の姿を通して、人の感情や時間の流れを感じていただければと思います。
《おままごとシリーズ》
植物に囲まれた「ひみつきち」で繰り広げられるのは、家族との日々のやり取りを模した架空の“家族ごっこ”です。このシリーズでは、子どもが使うクレヨンと、専門的な日本画材という異なる質感の画材を交差させ、想像と現実が溶け合う絵画空間を表現しました。
これらの制作過程を通して、私自身と植物とが対話できたように、私は私の描く植物を介して人の思い出や自然界に寄り添うことができると信じています。
<経歴>
○出身
2001年 京都府宮津市生まれ
○学歴
2023年 京都芸術大学美術工芸学科日本画コース 卒業
2025年 京都芸術大学大学院芸術専攻美術工芸領域日本画分野 修了
○所属
関西院展研究会
○展示経歴
2024年
個展「わたしの故郷で展覧会をします」 浜町ギャラリー
グループ展「mineral art exhibition 岩彩芸術大展」
グループ展「山海風物」 海風ギャラリー
第79回 春の院展 入選
再興第109回 院展 入選
グループ展「彩iro」錦鱗館
グループ展「-京都・院展俊英作家グループ展-京 TSUNAGU 未来」京都髙島屋S.C. 美術画廊
個展「ひみつきち」 同時代ギャラリー
公募「Kyoto Art for Tomorrow 2025 ー京都府新鋭選抜展ー」京都文化博物館
2025年
「2024年度 京都芸術大学大学院修了展」京都芸術大学
公募「第12回 郷さくら美術館 桜花賞」郷さくら美術館
第80回春の院展 奨励賞
グループ展「春を紡ぐ牡丹」武家屋敷入交家住宅
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展覧会ページ:神戸アートマルシェ2025出展